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2022/01/21

知って納得Ⅲ~CB解体・ブロック塀について~

ただいま信用工場で着工中の現場内容で【CB撤去】を行っております。

そこから深掘りさせて頂き、本日は【CB解体・ブロック塀】についてお話させて頂きます。


建築業では【コンクリートブロック造】の事を【CB(シービー)】と言い、
コンクリートブロックを積み上げてつくられた建物の構造をいいます。
身近なものだと、家屋の塀などをイメージして頂くのが良いかと思います。

コンクリートブロックは内部に空洞があり、そこに鉄筋を通し、モルタルなどで補強し
強度のある構造にする事が可能です。
補強したCBは強固で耐震性・耐火性に優れています。

上記の様な特性を活かし、住宅の塀として活用されていることが多いです。

ただ、構造建築には寿命があります。
今回は解体が必要な・注意が必要なブロック塀を解体業者の目線でお伝えいたします。

■築年数が経っている・傾いているブロック塀
ブロック塀には法律で決められた一定の基準があります。こちらの基準をクリアしたもので
あっても、耐用年数の目安は30年と言われています。

意外に思われるかもしれませんが、ブロックの内部の鉄筋の方が、寿命が短く15~20年程度と言われています。年数と共に錆びついたりして強度が弱くなっています。

強度が弱くなっているブロック塀などは、強風や地震・自然災害などで崩れてしまうリスクもあります。


■亀裂(ヒビ)が入っているブロック塀
基本的にはブロック塀は性質的にはヒビが入りにくいのが特徴です。

ですが、築年数が長くなってきたり、衝撃により亀裂が入ったりする場合があると思います。
亀裂が入ってしまった場合、そこから雨などにより水分が内部に入り込み、鉄筋が錆びる原因にもなります。

小さな亀裂等は、修繕によって解決することもありますが、
大きな亀裂などは、解体して造りなおす必要が生じます。

■法律・耐震性を満たしていないブロック塀
ブロック塀については建築基準法で高さは2.2mまでの制限があります。
それでも2.2mは高さがありますので、基礎や支えが必要となります。

理想としては1.2m以下とされています。

また耐震性については、1950年に制定された建築基準法を守っている構造については、
基本的には大地震がきても崩れ落ちない強度があると考えていいと思います。



ブロック塀については、住宅とセットに所有している場合が多いのではないでしょうか。
見た目や造り的に、『丈夫そう』という印象があるかもし得ませんが、
耐用年数はある事を、知って頂くのが良いと思います。

固い構造物ですので、崩れてしまったり、倒れてしまうととても危険が高まります。
家族や地域の安全を考え、所有している方は、定期的な点検や知識を持って頂けたら嬉しく思います。

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